宮古島市議会 > 2020-03-18 >
03月18日-08号

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  1. 宮古島市議会 2020-03-18
    03月18日-08号


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    最終取得日: 2023-05-28
    令和 2年  3月 定例会(第2回)          令和2年第2回宮古島市議会定例会(3月)議事日程第8号                           令和2年3月18日(水)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和2年第2回宮古島市議会定例会(3月)会議録 令和2年3月18日(水)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(22名)                          (延会=午後2時32分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(20番)  山 里 雅 彦 君  議   員(12番)  國 仲 昌 二 君 ┃┃ 副 議 長(11〃)  高 吉 幸 光 〃    〃  (13〃)  友 利 光 徳 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  新 里   匠 〃    〃  (14〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  平   百合香 〃    〃  (15〃)  下 地 勇 徳 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  仲 里 タカ子 〃    〃  (16〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  島 尻   誠 〃    〃  (17〃)  上 地 廣 敏 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  平 良 和 彦 〃    〃  (18〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 広 〃    〃  (19〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  砂 川 辰 夫 〃                        ┃┃   〃  (8 〃)  我如古 三 雄 〃    〃  (22〃)    欠   員   ┃┃   〃  (9 〃)  前 里 光 健 〃    〃  (23〃)  濱 元 雅 浩 〃 ┃┃   〃  (10〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (24〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(1名)  議   員(21番)  棚 原 芳 樹 君 ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 会 計 管 理 者 │ 下 地 秀 樹 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 上 地 成 人 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 総  務 課  長 │ 与那覇 弘 樹 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 下 地 律 子 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 上 地 俊 暢 〃┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 財  政 課  長 │ 砂 川   朗 〃┃┃ 観 光 商 工 部 長 │ 楚 南 幸 哉 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 教  育 部  長 │ 下 地 信 男 〃┃┃ プジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 下 地   明 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 松 原 清 光 〃 │ 農 業 委 員 会会長 │ 芳 山 辰 巳 〃┃┃ 上 下 水 道 部 長 │ 兼 島 方 昭 〃 │ 農業委員会事務局長 │ 上 地 寿 男 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 昭 人 君   次長補佐議事係長  仲 間 清 人 君  次       長  友 利 毅 彦 〃   議   事   係  久 志 龍 太 〃  次  長 補  佐  富 浜 靖 雄 〃 ○議長(山里雅彦君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は22名で、定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第8号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は上里樹君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆上里樹君   日本共産党の上里樹です。  まず最初に、要望を申し上げます。まず、コロナウイルスに関連してなんですけども、この予防には、よく睡眠を取ること、それから食事をしっかり取ること、そのことによって免疫力を高めること、プラスアルファで手洗いを徹底して換気をよくすると。本当はこの議場も開けたいぐらいです。風通しをよくして。だから、宮古島でこのコロナウイルス、今後いろいろ懸念されますけども、それをしっかり規則正しい生活を送る、そこに徹して、その被害を最小限に食い止めていくように、みんなの英知を結集して頑張っていきましょう。乗り越えていきましょう。  それでは、最初に要望を申し上げます。このコロナウイルスに関連しての緊急の要望です。まず、国民健康保険税を滞納している方、これはもうふだんから医者にかかれない、病気が重症化してから医者にかかる、それが原因で医療費も高騰します。けれども、今はやっているコロナウイルス、全くこの対抗策がないということで、医者にかかりたくてもかかれない人、それが放置されてはいけないと思います。ですから、お金の心配なく医者にかかれる、そのことを保障するために、無保険の方、国民健康保険税を滞納して手帳を手にしていない方が大勢いらっしゃいます。この方々が安心して医者にかかれるように、宮古島市として短期証の発行、これを緊急に取り組んでいただきたいと。これは2月19日に日本共産党宮本徹議員が衆議院の予算委員会で政府に要求しています。政府も厚生労働省が28日付で通知を各都道府県宛てに出していますけども、愛知県の名古屋市は3月6日に、この通知を受けるだけではなくて、実際に対象者に対して短期証を発行しています。本市でもぜひ取組をよろしくお願いします。このニュースは、国保新聞の3月10日付でも下の部分で掲載されていますので、ご参考にしてください。  それでは、一般質問に入らせていただきます。まず、陸上自衛隊の配備についてですが、宮古島駐屯地について。宮古島駐屯地の弾薬庫についてお伺いいたします。まず、防衛省は住民説明会で千代田の基地内には弾薬庫は建設しないと説明しました。さらに、市民団体の質問への回答書でも建設しないと明記しています。また、宮古島市議会沖縄防衛局に提出した陸上自衛隊宮古島駐屯地建設計画の意見書、この計画の提示を求める意見書がありますけども、平成28年11月30日に回答があります。この回答書におきましても、千代田カントリークラブにおいて火薬庫及びヘリパッドを整備する計画はないと明記しています。にもかかわらず、実際には弾薬庫を建設して、住民に知らせることなく、迫撃砲弾中距離多目的誘導弾というミサイルの弾頭まで搬入していたことは、ふんまんやる方なしです。しかし、市長はそのことに対して防衛省に抗議一つしていません。市長は怒りが湧かなかったのでしょうか。市長は、2016年9月2日に宮古島市役所を訪れた若宮健嗣元防衛副大臣の説明を受けて、その説明に対して「弾薬庫がない。隊員の宿舎や福利厚生施設がメインと聞いて安心しました」とコメントしております。そう言って陸自配備を受け入れたのは市長なんです。なぜ怒りが湧かないのですか。野原と千代田の住民も市長と同じように防衛省のヘリは来ない、弾薬庫は造らない、そういう説明に安心して、それを信じて配備反対決議を撤回した経緯があります。  そこで伺います。そのように市長や住民に約束をしておきながら秘密裏に造った約束違反の弾薬庫は市長を先頭に撤去を求めていくのが当然と考えますが、市長のご見解をお聞かせください。 ◎企画政策部長(友利克君)   宮古島駐屯地ですね、駐屯地における弾薬庫、国は火薬庫ということで統一しているようですが、撤去を求めていくのが当然との質問でございます。宮古島駐屯地における火薬庫の整備は、国、県、市に関係する法令に基づき整備がなされているものと考えております。そのため、市として撤去を要請する考えはありません。 ◆上里樹君   法令に基づいて設置されている、これはもう耳にたこができるぐらい防衛省の回答でも説明会でも市長の議会の答弁でもお聞きしていますけども、これはもう一貫した言い方なんですね。法律にのっとっている。宮古島市の条例にのっとっている。しかし、市民を議会を市長を私はごまかしたと。造らないと言ったと、そのことを受けての見解を聞いているんです。ですから、火薬取締法なるもの、これも戦前の法律です。それが、現在の自衛隊が自分たちで決めている取決め、これにももとるものであることを指摘した上でもう一度ご見解を求めます。 ◎企画政策部長(友利克君)   撤回をするか否かの見解との質問かと思います。これも答弁を繰り返すことになりますけども、宮古島駐屯地における火薬庫の整備は、関係法令に基づき整備がなされていると考えておりますので、市として撤去を要請する考えはありません。 ◆上里樹君   同じ答弁の繰り返し、これはそうなってしまうんですね。いわゆる造らないと説明していた、次に移りますけども、説明していた弾薬庫を造っていた問題ですけども、岩屋毅前防衛大臣は、衆議院安全保障委員会で、保管を明示的に説明していなかったとして謝罪しました。今後は火薬庫と名称を統一すると言っていますけども、弾薬庫をそのまま置いています。弾薬庫に運び入れてあった迫撃砲弾中距離多目的誘導弾は撤去したといいますが、それを確認した者は誰もいません。千代田と野原の住民は、確認できない以上、弾薬庫を撤去してほしいと防衛省に対しても怒りの声を上げています。  さらに、弾薬は現在、迫撃砲弾中距離多目的誘導弾を運び入れたときには表示されていなかった火災標識が今設置されています。この火災標識に関しては12月定例会でも取り上げました。この写真がそうですけども、まずこの弾薬庫の左端、右端、保管庫があります。ここに1と2という数字が見えます。この2か所に配置されています。いわゆる防衛省の陸上幕僚長が定めた火薬類の取扱いに関する、これは通達、達と呼んでいますけども、達に基づく火災標識で、2か所に設置されています。この防衛省が自ら定める火薬の種類によって危険度の大きい順に4つに区分がされています。第1群、第4群、要するに1群から4群です。火災標識を定めていますけども、千代田の弾薬庫はその中でも最も危険な第1群と第2群の標識が設置されています。それを見ると、弾薬庫の中には達が定めるとおりの危険な弾薬類が格納されていると考えるのが自然です。まず、1群の標識です。2群の標識です。この1群、これは……1群あるんですけども、そもそも造らないと約束した弾薬庫をそのままに、最も危険な火災標識、1群ですね、それを表示しておきながら、その危険性に対して周辺住民に知らせない、説明しないというのは、住民の生命、財産に関わる重大問題だと考えます。そのことに関して市長は防衛省に説明を求めるべきだと考えます。千代田の弾薬庫は、防衛省の達の定める火災時の対応の基準にも陸上自衛隊の教範にも合致していません。防衛省陸上幕僚長の達、これでは第1群、これに貯蔵されている内容は、自衛隊が所有する全ての弾薬が保管できる弾薬庫だということです。まず、種別に上げていますから、りゅう弾砲等とありますけども、対戦車りゅう弾迫撃砲りゅう弾誘導弾ミサイル攻撃手りゅう弾、対人地雷など十数種類が達には列挙されています。弾薬庫の火災時の危険度は大爆発、これは1群の場合ですね、瞬時に爆発して爆風と破片を伴うとしています。消火要領では、この1群に関して、火が実際に弾薬に届いていない、爆発が完全に終わり、残りの処置について、消火隊長の命がある場合以外には消火にかかってはならない。留意事項として、爆薬等が爆発している場合には600メートル以内に近づいてはならないと定めています。2群については1群に準じます。同じです。自衛隊が自ら定める基準すら守っていない弾薬庫、これは設置してはならないところに設置されていると考えます。弾薬庫から民家までの距離、日本共産党の調査では75メートルしかありません。沖縄防衛局は150メートルと言っていますが、そのような危険極まりない弾薬庫は撤去しかありません。市長の見解をお聞かせください。 ◎企画政策部長(友利克君)   同じく弾薬庫の撤去についてでございますけども、沖縄防衛局に問合せをいたしました。宮古島への部隊配備に際し、部隊を配備する以上、その任務遂行に必要な弾薬を保管するのは一般的なことでございます。その際、火薬庫の安全性に懸念を持たれている住民の方もおられることは十分認識をしている。地元の住民の皆様への説明会において、火薬庫や弾薬類の安全性について丁寧に説明をしているとの回答を得ているところです。宮古島駐屯地における火薬庫の整備は、先ほどから申し上げておりますように関係法令に基づき整備されているものと考えております。撤去を要請する考えはございません。 ◆上里樹君   一般的に保有しているものだと。しかし、住民に対しては、防衛省は弾薬庫は造らないと言ったんです。さらに、議会に対してもです。この意見書に対する回答、千代田カントリークラブにおいて火薬庫、ヘリパッドを整備する計画はないと明快に書いています。火薬庫を整備する計画はない。めくりますと、次に保管庫2棟についての説明があります。火薬庫と保管庫とは違うんですか。いわゆる保管庫2棟について、警備に必要な小銃弾、発煙筒など関係法令に基づき安全に保管する。これが防衛省のこれまでの説明です。保管庫です。さらに、千代田カントリークラブに設置しない施設の取扱いについて、これは火薬庫の保安距離等の種々の観点から検討する必要があると。要するに今後ミサイルを配備しますから、それについてです。保良に決まりました。それで、この説明と、そして住民に対する説明、現場の状況、達には600メートル離れなさい、教範では1キロ離れたところに2分以内に避難しなさい、消火活動に関する達については600メートル離れろと言っています。その基準に全く達していないじゃないですか。そういう危険な弾薬庫は撤去すべきだと考えます。もう一度お聞きします。 ◎企画政策部長(友利克君)   先ほどから答弁申し上げておりますように、宮古島駐屯地における火薬庫の整備は、関係法令に基づき整備されていることから、撤去を要請する考えはございません。 ◆上里樹君   全く市民の生命、財産を守る法律の本質すら守り得ない宮古島市だと指摘したいと思います。安全、安心、それを守るのが市長の仕事、議会の仕事、自治体の仕事だとおっしゃいます。しかし、うそをついて、ごまかされて、つかれて、それに対して抗議一つ上げない。いかがなもんでしょうか。危険な弾薬庫は撤去すべきだということを指摘して次の質問に移ります。  弾薬庫前の道路、それを1つ隔てただけで至近距離燃料タンク7基が設置されています。この燃料タンクも本当は説明なかったんですね、全く。いきなり運び込まれました。しかも、そこの地盤は軟弱で空洞があり、活断層が存在することが学者から指摘されています。地震時の燃料タンクの損壊で地下水汚染の危険が専門家から指摘されています。その指摘に対して市長のご見解をお聞かせください。 ◎企画政策部長(友利克君)   防衛省に問合せいたしました。燃料タンクの設置については、消防法などに基づく現地調査を実施し、必要となる地耐力を確保していることを確認しており、また同法に基づく危険物製造所等設置許可申請書を宮古島市に申請をし、設置の許可を受けているとの回答を受けております。活断層の存在についてでございますが、文部科学省所管地震調査研究推進本部地震調査委員会調査資料において宮古島駐屯地の地下に活断層がないことを確認しているとのことでございます。いずれにしても、関係法令に基づき適切に実施しているとの回答を得ております。 ◆上里樹君   もう繰り返し繰り返し同じ答弁が延々続きますけども、これが結局国のありようなんですね。造らないと言った、それを造る。全く説明のない、ヘリは飛ばないとごまかしておきながら、それに給油するための燃料タンクを7基も運び込む。しかも、オスプレイ対応です。ですから、このようなことに関してその程度の回答しか市が持ち得ていない、これでいいんでしょうか。  次に移ります。エについては、ちょっと項目が、これは本来でしたら別建てにするべきでした。②の後に質問させていただきます。  次、②の宮古島駐屯地軍事車両の搬入についてお伺いします。この質問については、先日の仲里議員の質問で、文書での通知はなく、口頭での説明があったという答弁がございました。角度を変えて質問させていただきます。  2月28日、駐屯地にコンテナやほろつきトラック等が運び込まれているのを私確認しました。宮古島市に問い合わせましたところ、沖縄防衛局からの通知はないとのことでした。地対艦ミサイル地対空ミサイル搭載車両関連軍事車両の搬入も確認されており、新聞では120台の搬入と記載されていました。ミサイル搭載車両が公道を走るという異様な光景に驚いた市民もいます。なぜ具体的な説明はなく、口頭で2月中旬という説明を受けるにとどめたのでしょうか。搬入する日時と車両の種別を確認すべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時22分)  再開します。                                     (再開=午前10時22分) ◎企画政策部長(友利克君)   我如古三雄議員、それから仲里タカ子議員にもお答えをしております。1月27日に事務方、私と秘書課長で対応いたしました。2月17日に市長に対しての説明がございました。これ私も同席をしております。この両日ともに内容としてはもう全く一緒でございました。その際の説明は、車両の搬入について、文書ではございません。口頭で、2月の中旬から3月下旬にかけ関係車両を順次配備するとの説明でございました。 ◆上里樹君   角度を変えて質問したつもりなんですけども、要するに車両の種別と搬入する日時、これはしっかり確認すべきじゃなかったかということをお聞きしたかったわけです。どうせ、それでよいのかって私は質問をしましたけども、お答えになっていませんけども。さらに、車両はどこからいつ平良に入港して陸揚げされたのか、車両の種別はどうなっているのか、お答えできればお願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   車両といいますかね、装備品、車両も含めた装備品の搬入は民間の船舶会社を利用しますということでありました。ただ、具体的にですね、どういった車両が何台とか、そういった説明は特にございませんでした。合計で120台ほどの車両など、装備品を搬入するという説明でありました。何月何日にどの車両なり装備品をというようなことは答えられないということでございました。ただ、地対艦誘導弾、それから地対空誘導弾発射車両ですか、これは大型の車両になりますので、これについては警察署などとも連携を取りながら搬入をしますということでございました。 ◆上里樹君   この件については、先に配備された千代田への警備部隊の配備については詳しく回答がございました。今回は全くない。やっぱり同じようにこれは記録に残しておくべきだと思うんですね。今後のためにも。こんな車両が入る、新たにまたいろいろ入ってくる、それが全く自治体に通知がないというのはまずいと思います。ぜひ調査はちゃんとやるようにしてください。  次に、イ、地対艦ミサイル地対空ミサイル搭載車両は宮古島市での発射訓練はしないと説明会ではありました。しかし、車両は通行訓練をやるはずです。要するに奄美大島では観光公園で訓練する、それを住民が目にしています。宮古島ではミサイル車両はどこでどのように訓練を実施するのか、説明をお願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   ミサイル車両はどこで訓練するのかとの質問でございます。防衛省としましてはですね、現段階で具体的な計画は決まっていないと。一般的に、車両の展開訓練は主に自衛隊の訓練場を使用しますと。その際、状況によっては一般道を走行することも考えられるというふうな回答になっております。 ◆上里樹君   もう枕言葉に、いつでも防衛省の説明は「現段階では」とつきます。現段階ではヘリは来ない、現段階では配備しない、もう必ずそうです。ですから、そういうことで住民の平和、安全が守れるのかということです。ですから、この自衛隊の訓練、これは公道を走って訓練するはずです。そういうことも市長はお聞きになっていないんですか。改めてお伺いします。
    企画政策部長(友利克君)   公道において訓練をするということでしょうか。                 (「走行訓練ですよ。宮古島の道を走るわけですから」                  の声あり) ◎企画政策部長(友利克君)   走行訓練に当たるかどうか分かりませんが、先ほどの説明からしますと、車両の展開訓練は主に自衛隊の訓練場を使用しますと。その際、状況によっては一般道を走行することも考えられるというふうになっております。あわせて、大規模な交通規制、それから地域住民生活への制限を行うことはないというふうに考えているとの回答でございます。 ◆上里樹君   やっぱり施設内でといいましても、ミサイル発射する装備を持った車両は宮古島の公道を通って方々展開するはずなんです。ですから、必ず公道を通り、奄美のように公園を使ったり、いろいろな空きスペースを使っていくと思われます。そういうことが現時点ではないとはいえ、事前に通告するように、自治体に対して、最低限、求めていただきたいと思います。  次に、航空自衛隊宮古島分屯基地についてお伺いします。基地では様々なレーダー等機械洗浄車両洗浄などの化学物質が使用されていると思いますが、その種類と処理方法はどうなっているのでしょうか。排水処理をする浄化槽設備はどのようになっていますか。 ◎企画政策部長(友利克君)   これ航空自衛隊野原分屯地の件ですね。                 (「はい」の声あり) ◎企画政策部長(友利克君)   施設で使用された水については、水質汚濁防止法など関係法令を遵守し、汚水処理施設油分離槽などで適切に処理をしている。油分離槽にたまった油については、専門の業者と契約をし、適切に処理をしているとの回答でございます。 ◆上里樹君   私がこの質問するのは、地下水汚染をしてはならないという、その水を守る観点からなんですが、その上で新たな化学物質PFOSというのが問題になっています。これは消防が使う泡消火器、自衛隊も米軍も使っていますけども、基地内での使用が地下水を汚染して宜野湾市広域に、浦添までそれに汚染されて、基準値をはるかに超える数十倍のPFOSが混入してしまいました。だから、宮古島市の地下水、そうなってはいけないと考えます。ぜひ新たな調査項目にこのPFOSも加えていただくよう要望いたします。  次に、保良鉱山についてですが、保良弾薬庫の建設について。ア、住民が説明会を要求していることについて、さきの定例会で「今後とも丁寧な説明をしていくよう、防衛省、沖縄防衛局に求めてまいりたいと考えております」という答弁でしたが、その後、説明会開催について沖縄防衛局に要求はしましたでしょうか。もしするとすると、市長は説明会に同席すべきだと考えます。 ◎企画政策部長(友利克君)   その後の説明会開催についての要求についてでございますけども、自衛隊の配備に関する市民への説明については、防衛省関係者の来訪の際などに随時口頭でもって、市民に対し丁寧な説明をするよう求めているところでございます。 ◆上里樹君   求めたということですけども、しっかり求めて、市長も同席した説明会をぜひ開くべきです。千代田のような繰り返しは絶対にさせてはいけません。  次に移ります。イ、保良鉱山での弾薬庫建設は、千代田の宮古島駐屯地同様、自衛隊自ら定めた基準を守っておらず、造ってはならないところに建設工事を進めている無謀なものです。市長は建設中止を求めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ◎企画政策部長(友利克君)   答弁の繰り返しになるかと思いますけども、火薬庫の設置に当たっては、火薬類取締法などの関係法令に基づき、十分な保安距離を確保するなど適切に対応しているとの回答を得ております。保良については適切に対応していくとの回答を得ております。そのことから、市としては関係法令の諸条件はクリアしていくものというふうに考えているところでございます。 ◆上里樹君   相変わらずの答弁ですけども、こういうこと、これも黙っているということは、本当に住民の安全、生命、財産を守れる立場に立っていないということになります。自ら定めた基準を守らないわけですから。それを火薬取締法を守っているとうそぶく。これを許していいんでしょうか。しかも、火薬取締法なるものは戦前の法律なんです。どんどん、どんどん弾薬は最新鋭に変わっていきます。それでそういう状況を放置することは好ましくないと考えます。  次に移ります。ウの保良鉱山は2つの断層、千代田同然に断層の間にあり、地震による津波等が考えられます。弾薬庫の爆発炎上の危険が専門家から指摘されていますが、市長のご見解をお伺いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   保良鉱山地区の施設の整備に当たっては、建築基準法など関係法令を遵守し、必要な耐震基準を満たした上で、施設の重要性を考慮し、建設の構造である柱、はりなどの骨組みを強化するなど、耐震性を確保するとしております。また、文部科学省所管地震調査研究推進本部地震調査委員会の資料によりますと、保良鉱山の直下に活断層はないことを確認しているとのことでございます。 ◆上里樹君   今、関係法令を守っている、直下に断層はないといいますけども、断層の存在は、自衛隊自身が、沖縄防衛局が調べた断層に関するこの間裁判がありましたけども、そこで辺野古の活断層はそんなに心配ないと、むしろ宮古島が心配だと自ら言っているんですね。活断層は宮古島に多く存在すると。自分たちの調査報告にももとるようなことを言ってはならないと考えます。ですから、津波が起きれば海水が入る。弾薬は一番水に弱いです。そんな危険な、至近距離に海がある保良。宮古島は全部そうですけども、造ってはならない場所に建設をしているということを指摘して次に移ります。  次に、2の……失礼しました。入る前に、冒頭のエの部分ですね。私が②の後にということでやらせていただきました。航空自衛隊……失礼しました。もうやってしまっていますね。 ○議長(山里雅彦君)   戻れません。                 (議員の声あり) ◆上里樹君   終わっちゃいましたね。私は自ら言っといて、終わってしまいました。失礼しました。  それで、2の準天頂衛星システムについてお伺いします。新たな管制局の建設、これが計画されているということなんですけども、新里地区の住民に、1月20日、NECの企業から説明会があったと聞いております。本市に説明はあったでしょうか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   昨年の12月3日にNECから説明がありました。 ◆上里樹君   市に説明があったようですが、それは新たに造るものなんですけども、どのような内容でしょうか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   現在、宮古島市上野字新里に所在する宮古島追跡管制局について、同敷地内に同様の施設を増設するとのことの説明がございました。カーナビゲーション、スマートフォン、時計など、位置情報サービスなどで使用されるGPS衛星の機能を補完、補強するもの、日本の上空に位置する、時間が長くなるように設計された準天頂衛星軌道に人工衛星を投入することでGPS衛星からの電波が届きにくい山間部やビルインなどをカバーするために設置をするという形の内容の説明がございました。 ◆上里樹君   これまでと同様の施設ということなんですけども、私が関係者から聞いたお話では、従来のものとは機能も全く違うと。数倍の能力を持った施設になると聞いています。しかも、地下30メートルの施設が存在する。これは何をするんでしょうかね。そこについては説明なかったんですか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   地下30メートル、具体的な設計の説明はございませんでした。しかしながら、人工衛星が4機から7機増加することに伴い管制局の追加が必要とのこと。増設することにより位置情報の精度が高まり、カーナビやスマートフォン、測量のほかに、災害時における安否確認など、利用者への質の高いサービスの提供につながるとの説明だけでございました。 ◆上里樹君   これまで同様の施設ということなんですが、いわゆる私が心配しているのは、これは大福牧場で自衛隊基地が造られる、最初は野田で造る予定だったというものです。地下30メートルといえば、分屯基地で造られた地下30メートル、横田基地にある地下30メートル、全部指令機能です。市長には自衛隊の配備に当たってどの程度までその説明がされているか分かりませんけども、市民が知らないこういった情報が後から後からついてくる。現時点ではといいますけども、現時点では分かりませんけども、これから将来どんな施設が宮古島にでき、どうなるか、こういう説明は宮古島市にはないんでしょうか。この施設は有人か無人かの説明はありませんでしたか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   有人か無人かというのは、説明はございませんでした。しかしながら、増設される具体的な施設として、中変電設備、電離層観測局アンテナ、シェルター、発動発電機、レドーム、フェンスが整備されるということの説明はございました。 ◆上里樹君   有人か無人かの説明はなかったと。しかし、シェルターという説明があったようですね。このシェルターが地下30メートルなんです。私が聞いた情報では。ですから、新たな指令機能が宮古島に配備される、そのように懸念します。しっかりと情報を事前に取るように宮古島市には要望したいと思います。  それで、この準天頂衛星システム、ここでまた新たな自衛隊関係指令機能が配備されると、上野地域は3つの基地に囲まれる形になるんですよね。このようなことを想定した住民がいたでしょうか。このような自衛隊、市長はどこまでその機能強化や今後のことについて考えているのか、これ以上も強化をしていくのか、お聞かせください。                 (「休憩」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時44分)  再開します。                                     (再開=午前10時45分) ◎総務部長(宮国高宣君)   この件に関しましては、平成27年3月定例会でも副市長のほうから答弁しております。その当時から本施設はカーナビゲーション、スマートフォン、測量業務、時計などの位置情報サービスなどで使用されるGPS衛星の機能を補完、補強する施設として会社より説明しており、軍事施設としては捉えておりませんので、軍事施設の3つ目には当たりません。 ◆上里樹君   清掃施設組合の跡地を更地にして、焼却炉を撤去してこの準天頂衛星システムを導入するということに一括交付金を使うと説明がありましたけども、一括交付金は認められず、一般財源で対応した経緯があります。私は、そのとき、軍事施設だと指摘して反対をいたしました。ほかでもない……                 (「今のちょっと全然……」の声あり) ◆上里樹君   ほかでもない、根拠は石破研究所が言っているんです。それで、準天頂衛星システム、これは中国がアメリカの軍事衛星を破壊したときに、それのバックアップをするということを明快にうたっています。ですから、あと7機衛星が飛ばされるようですけども、この目的の9割近くは軍事利用です。そのことを指摘して次に移ります。 ○議長(山里雅彦君)   上里樹議員、休憩します。                                     (休憩=午前10時46分)  再開します。                                     (再開=午前10時48分) ◆上里樹君   このような私が質問したことに答えていないですけど。まあ、いいです。今だから進行する前に私が質問したこと、要するに市長は今後増強を求める市議会議員の発言もありました。市長は現在の自衛隊の配備、この新たな準天頂衛星システムのような新たな機能の配備に続いて司令部が置かれるかもしれない、いろんなことが懸念されていますけども、そういったものまで認めていくのかどうか。工事に入るんですよ、12月に。 ◎総務部長(宮国高宣君)   先ほどシェルターの話ししました。企業の説明では、シェルターの本施設については機械操作しているということでありますので、そういった30メートル云々でなくて、そういった設備の機械室という形の説明でございます。 ◆上里樹君   この話は、具体的にNECの職員から、そして工事関係者から聞いたお話だということを申し添えておきます。それで、今の説明のように、そうならないことを願っています。                 (「ちょっとすみません」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時50分)  再開します。                                     (再開=午前10時50分) ◆上里樹君   次に、就学援助についてお伺いします。  就学援助の申請についてですけども、新入児童生徒の学用品費の事前支給申請の簡素化について要望が寄せられました。城辺庁舎まで届けるやり方、これがその申請書に城辺庁舎に届けてくださいと書いてありますけども、こういうやり方で申請するのは、伊良部島のような遠いところ、こういったところを考えた場合に困難だと、郵送でも申請ができるようにしてほしいという要望でしたので、可能かどうかお伺いします。 ◎教育部長(下地信男君)   就学援助の申請手続についてお答えします。  本市では、今年度から小学校へ入学する要援護者に対しまして新入学児童生徒学用品費の事前支給を開始しております。この申請手続には郵送あるいは直接持参するという方法の限定はしておりません。郵送による申請も今年も1件ありました。受け付けたところでございます。 ◆上里樹君   かねてからそういった申請については簡素化を求めてまいりました。ぜひ利用しやすく申請しやすい、そういう制度にしていただければと思います。郵送も可能とお聞きして安心しました。  次に、福祉行政についてお伺いします。まず、生活保護について。福祉事務所の担当職員、ケースワーカーが受け持つ件数は、法定数に照らしてどのようになっていますか。 ◎福祉部長(下地律子君)   担当職員の件数でございますが、市の法定件数は1人当たり80件となっておりまして、宮古島市において1人平均70.6件で、法定件数を下回っております。 ◆上里樹君   次に、担当職員、ケースワーカーの年齢についてお伺いします。 ◎福祉部長(下地律子君)   ケースワーカーの年齢というご質問でございますが、人数が11人で、平均年齢が32.7歳となっております。 ◆上里樹君   担当職員、ケースワーカーの年齢が32.7歳と。受け持つ法定数はクリアされていますけども、担当職員の年齢のこと、人事異動も関係しますけども、やっぱりキャリアの要求される仕事なんで、もう少し年齢層の高い方も、平均年齢ですから、そうなんですけども、キャリアを重視して、今後の人事異動についてもその配慮をお願いします。  次に、担当職員で社会福祉主事の資格を持っている方は何名いらっしゃいますか。 ◎福祉部長(下地律子君)   担当職員で社会福祉主事の任用資格ということでございますが、社会福祉士が1人、社会福祉主事任用資格者が6名となっております。 ◆上里樹君   しっかりとそのキャリアのある職員を配置して、そして研修を徹底していくことを要望します。  次に、生活保護財政についてですが、受給者が増えると市財政が悪くなるという声がありますけども、生活保護の負担割合をお伺いします。 ◎福祉部長(下地律子君)   生活保護の負担割合、国と市の負担割合ということだと思いますが、国が4分の3、市が4分の1となっております。 ◆上里樹君   市の財政負担にならないという答弁が欲しかったんですけども、この4分の1、それを市が新たに負担しますけども、それをさらに交付税で措置することになっていますよね。実質負担はどれだけになりますか。要するに何%国からは入ってくるかと。いいです。私は、この交付税措置も国から80%以上来るということで、市の負担は実質、そういう負担、その程度の負担になるということで、むしろ生活保護を受給する、そのことによって生活を改善し、健康になっていただく、医療費が抑制される、そういった効果面が高まって地域でお金が回るということも考えれば、経済効果もあると考えます。最後のセーフティーネットとして機能するように、権利として利用しやすい窓口にしていただきたいと。要望として、生活のしおり、その工夫、これをしっかり改善もしてですね、窓口に設置するようにしていただきたいと要望します。  次に、地方債についてです。地方債の残高について。新年度の地方債、84億円に積み増して、地方債残高が472億円余の見込みとなっています。市民1人当たりに換算すると幾らの借金になりますか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   地方債残高約472億円を本年2月末現在の住民基本台帳による人口5万5,438人で換算すると、1人当たり約85万1,000円となっております。 ◆上里樹君   この地方債の積み増し、市民1人当たり85万円ということですけども、今年度84億円の積み増しで100億円近い起債が発生しますけども、なぜこの4年間で105億円も増加するのか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   本市の地方債残高は平成27年度から増加しており、これは合併特例債の活用期限が当初平成27年とされていたものが、令和2年度、その後、令和7年度と延長されてきた経緯があり、本市は1回目に延長された令和2年度までの期限内に各種施設の整備を計画、実施していることから、事業が集中してしまっていることから、起債残高が伸びているところでございます。この期間に、合併特例債を活用し、伊良部地区小中一貫校の整備や、ごみ処理施設と宮古島市未来創造センター、総合庁舎を整備しているところでございます。 ◆上里樹君   しかし、その4年間で100億円の増というのは異常だと思います。しかも、新市建設計画で財政計画を総務省に出しているんですけども、それにももとると思います。いわゆるその計画、これが今後の財政計画全て見直しをすることになりますけども、財政計画が、これは2014年の西里芳明議員の質問で、宮古島市未来創造センター35億円、スポーツ観光交流施設30億円、新ごみ処理施設59億円、総額で124億円という事業計画について、この財政計画は大丈夫かという質問にこう答えています。事業の2割程度が市の負担となると。地方債残高のピークが平成31年度で、約407億円。元利償還のピークが平成33年度で、41億9,000万円となると。そのときの実質公債費比率負担が10.3%としており、起債借入れ制限は18%となっていることから大丈夫だという答えがありますけども、この市民に、そして総務省に提出した財政計画、これとの乖離、これがありますけども、この財政計画との違いについて、今後どのようにしていくんでしょうか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   1人当たりの地方債残高、高いという拠出金額と財政計画との乖離ということでございますけど、しかしながらですね、近年大型工事等がですね、集中してしまったと先ほど答弁したとおりでございます。しかしながら、公共施設のですね、更新も一通り終えますので、落ち着いてくると考えております。今後の起債を活用する事業については、後年度の財政に与える影響を考慮しながら判断していきます。 ◆上里樹君   合併特例債が終了、要するに交付税措置が終了する、それに合わせるようにこれ増額なんですね。同じように合併したうるま市は、その財政措置がある間に終わるような計画になっています。ところが、それから遅れて宮古島市はその工事をスタートすると、このような状況。何のために合併したのか。本当に旧平良市時代から私は議員もやってきて、交付税措置だから大丈夫だということを耳にたこができるぐらい聞きました。ところが、今コロナ。ここで経費がどん底になるんではないかという懸念があります。東日本大震災で合併特例債も5年延長されました。ですから、そういうことで財政計画どおりにいかないこのようなやり方で新たに総合庁舎の追加工事もこれから出てくると思います。小中一貫校も、さらに博物館も、学校のクーラーリースも、学校給食無償化も、保育所の副食費の無償化、これも、次から次にやってくる財政負担。ここで本当に合併のときの教訓を生かす必要があると思います。交付税というのは、その時々の景気に左右される、そういうものだと、こんなはずじゃなかったということを繰り返さないように指摘して私の質問を終わります。 ○議長(山里雅彦君)   これで上里樹君の質問は終了しました。 ◆友利光徳君   まず、私見から述べさせてもらいます。5年前のですね、城辺で、あるところで野党議員は駄目だと言われました。その理由はですね、市町村合併を賛成したこと、そして役場を移動させたことらしいです。去年の12月、高等学校の後輩から保良の弾薬庫を止めなさいと言われました、駄目だと言いました。なぜならば、これはみんなでやらないと駄目ですよということを私は申し上げました。2月5日に城辺西東部落で城辺中学校の同級生から、何で学校をなくすかと、城辺中学校、言われました。2月8日に、城辺福中部落ムイゴシという25戸ぐらいの集落があるんですけども、そこで保良弾薬庫の話をされました。申し上げたいことは、あなたは議会議員でしょうと言われました。確かにそうです。しかしながら、議会というのは、特別議決権がありまして、出席する議員の頭数によって違うんだよと言っても、それを受け止めてくれませんでした。非常に歯がゆい思いをしながら生活をしております。申し上げたいことは、行政には市民もですね、もう少し参加してほしいということです。議会議員に丸投げして、後で文句を言われたら、いかがなものかなというのを申し上げまして、まず質問に入りますけれども、答弁される方はですね、質問をすり替えないように、向き合って答弁するようによろしくお願いします。  まず最初にですね、市長の政治姿勢についてでありますけれども、保良弾薬庫建設に伴い、市独自の避難計画はあるのか、まずお尋ねをします。企画政策部長にお願いしておきますけども、防衛省という言葉を使わないでください。市独自なんで。 ◎企画政策部長(友利克君)   市独自の避難計画は策定しておりません。 ◆友利光徳君   必要ないというふうに理解してよろしいですか。 ◎企画政策部長(友利克君)   火薬庫の設置、運用に当たっては、火薬類取締法、自衛隊法などの関係法令に基づき厳格に審査され、基準に合致していると聞いております。火薬庫の所在する地区は、不審者の侵入でありますとか、防止などの警備体制を取るというふうに聞いております。そのことから、市としましては関係法令の諸条件をクリアしていくものというふうに考えておりますので、独自の避難計画の策定はしておりません。 ◆友利光徳君   年明けにですね、1月8日にイラン軍がイラク軍の施設を攻撃している報道がありました。それを受けましてですね、やはりもう少し市独自の避難計画というのがあってもいいんじゃないかなというふうに思いますけども、確認のためにもう一回。 ◎企画政策部長(友利克君)   火薬庫の設置を前提としての質問かというふうに思っております。先ほどから申し上げておりますように、保良における火薬庫の設置については、関係法令などはクリアしていくものというふうに考えておりますので、市独自の避難計画の策定はしておりません。 ◆友利光徳君   保良弾薬庫建設に伴いですね、市民団体が回答に対して不誠実との、3月4日付の新聞で見ましたけれども、それに対する見解をお願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   市民団体が宮古島市に対して行った公開質問のうち、市に対する質問の4点は、伊波洋一参議院議員が防衛省に対して行った説明要求約10点のうち4点と全く同一の質問内容でございました。そのため、市としましては、防衛省から伊波洋一議員への回答を取り寄せ、確認をしました。国会議員に対する政府からの回答は国としての公式見解と受け止めており、市民団体から市への質問は同様の質問内容であったことから、市民団体へは防衛省から伊波洋一参議院議員宛てに回答のあったとおりと回答いたしました。 ◆友利光徳君   市長はですね、事あるごとに丁寧に説明をすると、このように何度も聞いてきました。しかし、これは市民団体がそういうふうな不誠実だというのは、やはり市長の説明責任が足りないんじゃないかなというふうなことを付け加えて次に移ります。  合併特例債についてでありますけれども、合併特例債を使ってですね、活用される事業にはどのような事業があるのか。これは、総務省から送付された資料によると80の事業に活用されているというふうな認識をしております。説明を求めます。 ◎総務部長(宮国高宣君)   合併特例債を充当できる事業については、合併後の市町村が市町村建設計画に基づいて行う、次に掲げる事業のうち、特に必要と認められるものに要する経費について合併特例債を起こすことができるものとしております。平成11年8月19日付の旧自治省からの通達でございます。その中において、宮古島市は、対象事業として、合併後の市町村の一体性の速やかな確立、均衡ある発展、総合的かつ効果的に推進するために行う公共施設の整備事業とされており、本市では、教育施設、宮古島市未来創造センター、ごみ処理施設、葬祭場、総合庁舎など、整備に活用しております。 ◆友利光徳君   それではですね、続きまして旧城辺町で合併特例債を活用し、支援を受けた事業は幾つあるのか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   旧城辺町で合併特例債を活用した事業でございます。平成19年度におきまして、城辺庁舎2階を活用したコールセンター整備事業が事業費約2億8,000万円、合併特例債の発行額が6,400万円、平成22年度から平成23年度におきまして砂川小学校校舎改築事業を実施し、事業費が5億2,000万円、合併特例債の発行額は2億円となっております。合計で事業費が8億円、合併特例債の発行額が2億6,400万円となっております。 ◆友利光徳君   それではですね、関連をしまして、80の事業が該当するというふうな総務省からの書類であったんだけれども、次に申し上げる事業はですね、合併特例債が活用できなかったのか、できるけども、該当するけれどもしなかったのか答弁を求めます。ふるさと文化村建設事業、これ城辺の、農業者トレーニングセンターの改築、改善センターの、今の公民館ですね、防水工事と机の取替え、児童館、砂川保育所、城辺シンボル館構想、それと福嶺市営住宅、城辺陸上競技場……                 (「休憩して」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時15分)  再開します。                                     (再開=午前11時15分) ◆友利光徳君   それではですね、砂川保育所と福嶺市営住宅、児童館、これは該当しなかったですか。 ◎財政課長(砂川朗君)   今申し上げられた事業に関しましては、合併の際の新市建設計画、改定の新市建設計画プランによって合併振興事業として該当するかどうかによるものだと思いますが、ちょっと今合併のときの新市建設計画を持ち合わせておりませんので、確認してからそこはお答えします。ただ、新市建設計画に掲載されている事業ということが前提となりますので、その辺をご理解願いたいと思います。 ◆友利光徳君   市町村合併はですね、財政支援を最大の目標で、償還をしない、消化不良ながら走りましたね。参考的に申し上げますけども、平成13年度の地方債の残高はですね、平良市で190億円、城辺町で47億円、ちょっと何千万円切り捨てますけども、下地町で37億円、上野村で38億円、伊良部町で51億円でした。平良市はですね、公債費比率が20.3%、城辺が13.5%、下地が10.2%、上野が30.6%、伊良部町が19.6%で、県の平均がですね、14.4%ですね。当時はですね、城辺町の人口が7,658人でありました。ということはですね、この人口は、その合併に関して貢献したであろうと私は理解しております。そうですよね、市長。しかしながら、合併特例債が活用された事業が少な過ぎるんじゃないかというふうな理解をして、このようなことを尋ねております。これは、私が申し上げたいことは、均衡ある発展にはちょっと程遠いかなということを申し上げて次に移ります。  次にですね、総務省から合併前に示された特例債、事業ベースでですね、これは多良間村を含む事業ベースなんですが、244億5,000万円、充当額もですね、233億3,000万円でした。総務省から本市に示された額はどれぐらいですか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   平成11年8月19日付で自治省行政局振興課長、自治省財務局財政課長より各都道府県の総務部長宛ての「市町村合併推進のための地方財政措置の拡充について」におきまして、合併後の市町村が市町村建設計画に基づいて行う事業のうち、特に必要と認められたものに要する経費については合併特例債を起こすことができるとされており、その標準的な全体の事業費を設定し、その事業量を目安として発行可能額を算出しております。それに基づいた宮古島市の標準全体事業費は228億1,000万円でございます。その標準全体事業費に合併特例債の充当率であります95%を乗じた約216億7,000万円が合併特例債の発行上限額と可能額ということになっております。 ◆友利光徳君   次はですね、総合庁舎建設に伴い、各支所の機能拡充の実現についてでありますけども、城辺町、上野村、下地町はですね、畜産、農業で町を支えてきました。やはり総合庁舎ができるのがいいか悪いかは、私はそれについては分かりませんけども、やはり地域住民が心配するのはですね、高齢者が住む、そして庁舎が遠くなる、それはやはり懸念をしております。その城辺、下地、上野に対するですね、皆様方の配慮についてお尋ねをします。どのような配慮をするのか。機能拡大について。 ◎総務部長(宮国高宣君)   各支所の機能については、平成29年度の第3回宮古島市行財政改革推進本部において、総合庁舎の業務開始を見据え、令和3年度から全支所を出張所へ移行し、発行業務のみとすることが決定されております。ちなみに、現在各支所で行っている事業は、51事務を行っております。それには今言った農林関係、建設関係、あと申請業務、受付業務等々ございます。それが51業務となっております。 ◆友利光徳君   やはり農業の町、畜産の町でありますので、その3地区においてはですね、やはりこれを主体にした機能の拡充を求めます。  次はですね、新型コロナウイルスについての見解はよろしいとしまして、市に与える影響についてですね、総務部長、やはり長期でですね、各分野にまたがっていくだろうと思いますので、影響はですね、この問題についてはやはり庁議でもって、部長会議でですね、会議をするように要望しまして、次に移ります。  シャコ貝のですね、養殖施設の整備の支援についてですけども、昨日の上地廣敏議員の質問に対しては、海業センターと漁業協同組合に関する答弁をもらっておりますけども、これ個人に対しての該当はしないですか。補助関係は。 ◎農林水産部長(松原清光君)   現在、海業センターでの施設整備では66基の水槽の整備を進めており、そのうちの一部をシャコ貝などの養殖施設として漁業者に貸し出す予定であります。個人や任意団体でも施設の一部を貸し出すことは可能であります。 ◆友利光徳君   来間島でですね、来間島の近くで、井戸の近くでですね、元市職の方が個人でやっております。どうぞこの方にも目を向けてください。お願いします。  次はですね、安全、安心で快適な暮らしの持続する宮古島について、これは生活環境部長には半グレということで後で事務所のほうからもあったし、私のほうからもありましたので、その半グレについての情報、そして被害がもしあるならある、ないならない、今後どのような対策をしていくのか、その辺についての答弁をお願いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   半グレの被害についてのご質問にお答えいたします。  半グレといいますのは、グレーゾーン、ぐれるというような意味を込めて仮に名づけた言葉で、新興の組織的犯罪集団ということですけれども、暴力団を取り締まる暴力団対策法で取り締まることが難しいことから、沖縄でもその勢力を拡大しているというふうに言われております。宮古島におきましても、観光客の増加や経済の活性化による商業機会の増加をターゲットに、繁華街の飲食店やビーチなどで違法な事業等が行われていると言われております。半グレと呼ばれる集団が関わった例も少なくないと宮古島においても見られているようでございますけれども、その中で宮古島警察署に確認をしたところ、現段階で半グレの被害については調査中で、公表できる情報はないということでございました。しかしながら、半グレの勢力拡大などの状況を踏まえて、沖縄県警は新年度から八重山警察署と宮古島警察署に組織犯罪対策課を新たに設置し、半グレの取締りを強化していくということにしているようでございます。宮古島市としても、警察署、それから防犯協会などと連携をしながら取組を進めていきたいというふうに考えております。 ◆友利光徳君   私のこれはあくまでも意見なんですけども、Iターンをしてくる方がですね、私は3つの要素があるんじゃないかなと思います。これは私のあくまでも意見ですので、ご理解ください。まず1つにですね、島が大好きで宮古島に来る方、そして2つ目に余生を楽しみたいということ、3つ目にですね、営利を目的にして来て、その営利が終わったらまた戻っていくというような感じが見受けられます。これは今後ですね、これ大きな宮古島の課題であろうと、このように理解をしておりますので、この辺についてもよろしくお願いします。  次にですね、農業振興についてお尋ねしますけども、城辺西割目1281と1284の農地がですね、26か年間、原状回復されないままでありますけども、その原状回復についての農業委員の見解を賜ります。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   城辺字新城西割目1281番地、1284番地の原状回復の進捗状況については、昨年12月頃から、隣接する工事現場などから出る残土を利用し、一部復元工事に着手しております。進捗状況は、目測で30%程度と見られております。また、竣工時期については、随時残土を確保し、2年から3年をめどに復元するとの報告を受けておりますので、農業委員会としては一日も早く復元するよう指導していきます。 ◆友利光徳君   通告書にはですね、1283も入っているんですけども、これは平成6年度の3月30日の土地売買契約書に所有者が不明でありますので、これは答弁は求めませんでした。金品の支払いはされていないけども、土が取られるというのはあります。  次にですね、所有権移転が要するに娘から……じゃない。おやじから娘のほうに所有権が移転されていると思うんですけども、これいつされているのか。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   所有権移転終了時期については、平成7年10月26日に現所有者に移転登記が行われております。 ◆友利光徳君   次はですね、この原状回復がされないまんま長期にわたりですね、26年間ありますけども、適用される罰則というのかな、原状回復に対する罰則はどのようなものがあるか。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   適用される罰則にはどんな種類があるかの質問でありますけれども、まず初めに違反転用事案の確認をします。農業委員会は、法第51条第1項各号のいずれかに該当する者に係る違反転用事案の疑いがある場合は、速やかにその違反転用者への聞き取り等及び事情聴取し事実確認を行うとともに、違反転用等の事実が確認された場合には直ちに違反行為の中止または復元等を違反転用者へ口頭により伝えております。その後、違反転用事案の調査、確認により違反転用事案が確認された場合は、違反転用者等に是正するよう定期的に指導を行っております。その後、是正指導に従わない場合には勧告を行います。その後、この勧告に従わない場合で、法第51条第1項の規定による処分または命令を検討する際に、緊急を要する場合を除き、行政手続法に基づき聴聞または弁明の手続を取るものとしております。その後、聴聞または弁明の内容を検討するとともに、是正勧告を受けても従わないと思われるかどうか等の事情を総合的に考慮し、処分または命ずべき内容を決定しております。なお、違反に対する行政処分には許可の取消し、条件の変更、新たな条件の付加、工事等の停止、原状回復などがあります。処分または命令に対する履行状況については、違反転用者が違反事案に対する是正指導の勧告、処分や命令の履行が遅滞していると認められるときは、当該違反転用者は、その理由及び勧告、処分または命令の履行状況の報告を行うとなっております。違反転用者が違反事案に対する是正指導の勧告、処分や命令に従わない場合は、刑事訴訟法第239条第2項の規定により、検察官または司法警察官に対し、当該違反事案に係る告発を含めて検討しております。あと、行政罰としては、3年以下の懲役または300万円以下の罰金で、対象者は、農地の権利移転、農地転用違反した者、不正な手段等で許可を得た者となっております。なお、この事案については、復元計画に基づき是正指導を行っているところでございます。 ◆友利光徳君   次は、農業水利施設危機管理対策事業についての取組についてお尋ねをします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   この事業は、農業水路等長寿命化・防災減災事業の拡充であり、農村地域の都市化、混雑化、農家の齢化等に伴い全国的に農業水利施設への人の転落事故等の危険性が増大していることから、安全性の確保のために農業水利施設の安全対策の緊急的な事業であります。このことから、排水路の周囲に安全柵またはコンクリートの蓋を設置し、人の転落防止のための安全対策を実施してまいります。令和2年度においては、城辺、砂川小学校付近の排水路が該当するため、この地区を選定しているところであります。 ◆友利光徳君   次はですね、農業委員の係にお尋ねしますけども、これは時間の都合で答弁はもらえませんが、第1種農地の許可基準についてでありますけども、県の農業経営課のほうでちょっと調べたら、県議会の経済労働委員会ですか、そこで継続審議になっているということと、美ぎ島美しゃ市町村会、市長のメンバーですね、美ぎ島美しゃ市町村会メンバーのほうからも要請があったということを一応聞き取りをしております。これは、平成27年だったかなと思うんだけども、当時の農業委員の皆さんがですね、前の翁長知事に陳情書を提出しております。今回その送付したのはですね、城辺下里添への61の2番の土地についてでありますけども、どうか、市長、那覇にいらっしゃるときにはもう一度確認をしてくださるようお願いしておきます。  次はですね、水道行政についてでありますけども、昭和43年度はですね、1人当たりの1日の水使用量が138リットルで、平成6年度の1994年度には447リットル、3.2倍に膨れ上がりましたけども、今現在ですね、宮古島市の1人当たりの1日の水の使用量というかな、そのことについての答弁を。 ◎上下水道部長(兼島方昭君)   1人当たりの水量の決定の決まりということですが、これ使用量だけでよろしいですか。                 (「はい」の声あり) ◎上下水道部長(兼島方昭君)   平成30年度は、1日1人当たりの使用量は448リットルとなっております。 ◆友利光徳君   水源地開発についてでありますけども、これは上水道企業団時代にですね、10か所の水源地の開発をしております。宮古島市は、残念ながら1つだけ開発しております。その開発についてですね、本市の取組状況をどのようにするのか。 ◎上下水道部長(兼島方昭君)   水源開発についてですが、今後の取組でよろしいですね。添道水源以降の。                 (「はい」の声あり) ◎上下水道部長(兼島方昭君)   今後の水道水源開発予定は、今年度において加治道流域及び東添道流域にて揚水試験を実施し、その結果により場所の決定を行います。供用開始予定としては、令和4年度を予定としております。また、地震等に伴う断水の可能性を踏まえると、伊良部島内においても水源を確保する必要があるとして、伊良部浄水場の再整備をすることが重要であることから、次年度において検討、協議を行いながら対応してまいりたいと考えております。 ◆友利光徳君   地下水を使用している市町村に熊本市がありますけども、国連から命の水ということで最優秀賞を受賞している地方自治体であります。関係する委員会はですね、こういうふうな先進地はどのような取組をしておるか視察をするのも一つの勉強だろうなということを付け加えて次に移ります。  宮古島市住宅条例についてでありますけども、入居の縛りがですね、時期が何かあるような話があって、これを緩和できないか、要するに緩めることできないのか、答弁お願いします。 ◎建設部長(下地康教君)   公営住宅におきましては公募が原則となっており、本市におきましては、年に1回公募を行い、市営住宅ごとに抽せんで入居順位を決定し、空き家が出次第入居していただいております。入居申込みにつきましては、毎年7月頃に空き家待ちの募集を行っております。また、申込みのない空き家といいますか、申込みのない部屋ですね、があった場合については、11月頃にですね、随時募集を行って入居いただくようにしています。 ◆友利光徳君   建設部長、強制退去というのがあるらしくてですね、これは砂川市営住宅の301ですか、302ですか、6年間…… ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時41分)  再開します。                                     (再開=午前11時41分) ◆友利光徳君   砂川市営住宅がですね、6か年間荷物を置いたままいなくなっているというふうな情報があるんですけども、それはどのような扱い方をするのか、ちょっと。 ◎建設部長(下地康教君)   友利光徳議員ご指摘のですね、このケースは、必要な手続を経ないで市営住宅から立ち退いたケースでございます。残存物ですね、部屋の中に置かれている残存の物品の処理につきましては、親族または連帯保証人へ引き取るよう要求をしてきましたが、現在までその状況が変わっていないということでございます。そこでですね、今後、宮古島市営住宅の無断退去者に係る明渡し事務処理要綱に基づき市営住宅無断退去認定調書を作成し、無断退去認定委員会を設け、基準に基づき認定を行い、問題の解決の手続を進めていきたいというふうに考えております。 ◆友利光徳君   ちょっと申し遅れましたけども、下地庁舎のね、外階段、あちらに手すりがありますよね。何ででしょうか。  次に移ります。人事異動についてでありますけども、これは総務部長、これ答弁はよろしいですので。やりますか。                 (「いや、いいです」の声あり) ◆友利光徳君   2018年にですね、325人、44%が人事異動しておりますけども、私がこれで申し上げたいことはですね、1年間置いてまた次の部署に移す、これをやはりそういうことがあっちゃいかんなということを申し上げます。ですから、引き続いてですね、適正に配置をしてほしいということですね。  それとですね、もう一つは事務手続ですね、事務引継、私、前の議会では砂川保育所の事務的流れについて長々と聞きましたけれども、やはり事務引継というのは大事な問題だろうと、私はこのように理解しておりますので、その事務引継はですね、徹底的にするように申し上げて、竹原地区整備事業についての…… ○議長(山里雅彦君)   すみません……                 (「人事異動と事務引継について答弁したいんですけど」                   の声あり) ○議長(山里雅彦君)   すみません、友利光徳議員、これ今の3番目、引継ぎの面だけですか。その前の……                 (「休憩して」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時44分)  再開します。                                     (再開=午前11時44分) ◎総務部長(宮国高宣君)   先ほど2018年に325名の異動があって、そのうち1年未満のですね、職員がいるということで、これにつきましてはですね、1年未満の職員の主な異動の理由としましては、新採用の職員の適正配置に伴うことや、予期していなかった勧奨退職や普通退職の申出に伴い、職員の構成の均衡を図ることが主な理由となっておりますので、むやみにですね、職員をそういった形で1年でですね、異動させるということではございませんので、ご理解のほどよろしくお願いします。 ◆友利光徳君   竹原地区は、すみませんけども。  次にですね、入札事務の流れについてに移りますけども、これも答弁は求めませんが、私が少し本に目を通す機会がありました。談合を防止する自治体の入札改革、全国市民オンブズマン連絡会議によると、談合があるとなぜ落札率が高いのかとか、落札額が90%以上は談合の疑いがあるとか、95%以上は談合の疑いが極めて高いとか、そういう本を見る機会がありました。それとですね、入札、契約の過程に係る苦情処理動向とかね、予定価格の事前公表は談合を助長するとか、県にはですね、県工事入札等適正化委員会とかそういうのが設置をされているということを一応申し上げまして、これは参考になるかならないか分からないんだけども、適正な指名、公正、公平な指名するようにお願いしておきます。副市長、お願いしますね。                 (「ちょっと休憩お願いします」の声あり)
    ◆友利光徳君   いや、要望ですよ。 ○議長(山里雅彦君)   続行してください。 ◆友利光徳君   答弁要りませんって……                 (議員の声あり) ○議長(山里雅彦君)   ご静粛にお願いします。 ◆友利光徳君   それとですね、遊具の定期点検義務化についてでありますけども、法改正によってですね、都市公園法が改正されておりますけども、点検義務についてですね、どのようになっているのか、教育委員と都市計画法についてお願いします。 ◎建設部長(下地康教君)   宮古島市が管理する都市計画公園は、18か所のうち、遊具施設を有する公園としては14か所の公園がございまして、遊具の数は42種類ございます。我々のほうでは、管理体制に基づいてチェックをしているというところでございます。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時49分)  再開します。                                     (再開=午前11時49分) ◎教育部長(下地信男君)   今ご質問が都市公園法に基づくという話があったので、そういう話になっていると思いますけども、小学校、幼稚園に設置されているブランコというのは、ブランコ、滑り台、鉄棒、18種類あります。この管理は、校長先生を基に管理されているという現状にあります。 ◆友利光徳君   これは、西城幼稚園の滑り台が使用禁止がありました。答弁よろしいです。これは教育部長に前に話してあるから。それとですね、東小学校の体育館の冷水器というのかな、あれが使用禁止がありました。  教育行政についてお尋ねをしますけども、次に進みます。北部地区学校統廃合についてですが、こういうのは誰も知らないところで誰かが決めるというのが、そういう話をよく聞きます。もしかしたら場所は決まっているんですか。その統廃合の場所。 ◎教育長(宮國博君)   聞きたい材料がどういうことなのか分かりませんが、少なくとも公立の学校を決めるのに、場所を決めるのに、誰も知らないところで誰かが決めると、こういうことは全くございません。これからもありません。 ◆友利光徳君   それでは、去年の12月の西辺中学校での説明会になぜいなかったですか。教育長がよ。 ◎教育長(宮國博君)   この間の北部地区の学校適正化の作業については、どのような中身の説明会であったのか、どこを対象にしてやったのか、どのレベルの話合いなのか、それを確認した上で、私が行くのかどうかについてのご質問を頂きたいと思います。 ◆友利光徳君   それではですね、3番目の城辺地区学力向上対策推進事業の中から、知徳体というのがあります。また、新しく教育委員に任命された下地教育委員がですね、ユイレールですか、ユイレールの、あれでその3つについてバランスの取れたどうのこうのというのがありました。それ見ました。これ教育長、答弁は求めませんけども、これ、いや、市民からの相談だから、去年の12月18日、議会が終わって、ある飲食店で砂川の保護者の方と会っていますよね。そこで砂川の保育所の保護者が、教育長、砂川中学校の保護者もいますよと言ったら、砂川中学校なんかどうでもいいと言ったという相談を翌日受けました。                 (何事か声あり) ○議長(山里雅彦君)   議長を通してください。 ◆友利光徳君   いや、違う、違う。違うんだよ、だから。保護者がいるから学校があるさね。何がおかしいか。だから、この徳というのに……待って、じゃ。徳というのはね、辞書で調べたら人間性のことが書かれているわけですよね。それで、それと絡ませているわけですよ。そういうことですよね。私の申し上げたいのは、保護者がいるから学校がある、学校があるから教育委員がある、そうですよね。 ◎教育長(宮國博君)   逆ですね。 ○議長(山里雅彦君)   教育長、答えないでください。 ◆友利光徳君   徳というのはね、正義が身に備わって外に表れることだと辞典であります。ですから、そういう表現の仕方じゃなくして、もう少し丁寧な対応はできなかったのかなというのがあるから、そういうのを出してあります。今後は気をつけてください。 ◎教育長(宮國博君)   友利光徳議員ね、議員が見ている場面じゃないわけだから、あくまでもその場面の人たちが私にそう言ったわけですよね。そのときには……詳しく説明しましょうか。 ◆友利光徳君   いいよもう。 ◎教育長(宮國博君)   上で話をして、下りてきました。そしたら、砂川中学校の保護者の皆さん、それから保護者もいらっしゃいましたね。それから、地域の人たちも。オトーリを回せというんです。砂川中学校の保護者だから、 オトーリを回しなさいと言うので、いいえ、そんなのは関係ないと。砂川中学校は、だってどこにも関係ない。そんなオトーリを回しませんと言って、それがどこがあなたの言うところの徳の部分になるんですか。そういうね、悪いイメージを人々に与えるような中身のご発言はぜひともお控えいただきたいと思います。 ○議長(山里雅彦君)   答弁も質問も冷静にお願いします。 ◆友利光徳君   それではですね、次に新教育委員の任命についての真意をお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   教育委員の任命につきましては、教育や学術、文化に関して識見を有すると同時に、委員の年齢や性別、職業などに偏りがないように配慮して決定しております。下地委員は、旧城辺町時代にも教育委員の経験があり、学校教育のみならず、中高齢層の学びや生きがいづくりの基となる生涯学習の推進にも活躍が期待できること、また次年度開校の城辺地区の学校規模適正化に向けた城東中学校の取組に関しても他の委員と一緒になって推進してほしいとの思いから任命しております。 ◆友利光徳君   私は、新教育委員とは、1期私が先輩で、彼のことをよく知っております。すばらしい人材だと私も理解をしております。申し分ないでしょう。ただ、翌日の新聞で見たときに城辺地区小学校の統廃合に精通しているという記事があって、何でそういうふうな記事になっているのかなと。2つの新聞見たんですね。そしたら同じように書かれているんですよ。非常に残念で、彼のこといろいろやったことがあります、私は。彼の夢を見たときにはね。何名かの周りから私に電話がかかりました、どういうことかと。それで、そういうことを取り上げていますので、個人的な問題ではなくて、その新聞の記事があったことが非常に気がかりだったもんだから、そういうことを聞いているので、その辺は理解をしてほしいなと思います。  それと、北小学校のですね、火災感知器誤作動についての教育長の見解を賜ります。                 (「議員ね……ちょっと……」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時58分)  再開します。                                     (再開=午前11時58分) ◎教育部長(下地信男君)   北小学校におきまして、今年の1月28日午後2時頃、火災感知器の誤作動がありました。学校から消防用設備等保守点検業務委託業者にその原因の調査を依頼しましたけども、特定ができませんでした。その際は。また、2月13日午後9時30分頃、再び誤作動が起きました。その際は警備員が保健室の感知器の誤作動について確認しておりますので、その機器の取替えを行ったところです。周辺の住民の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。このなぜ誤作動が起こるのかとも業者といろいろ相談している中で、感知器には2種類あるということで、熱感知器と煙による感知器があるということで、今後、熱感知器いろいろ誤作動が多いようです。室内の温度差が大きいときに誤作動が起こるということがあるということで、煙感知器に換えるのも一つの手ではないかということがありましたので、その辺を今後検討していきたいと思います。 ◆友利光徳君   私は、北小学校の学校関係者と座る機会がありました。私が北小学校の記事を見たときに、教育委員がですね、市民に対して経緯を発表していないのに、少し何でかなという気持ちがありました。学校管理者ですよね。学校に行きました。学校の関係者はですね、このように述べております。まちの真ん中にある学校だから、運動会の予行演習をしても苦情が入ると。なおさら夜中にそういうのがあったらね、非常に大変な思いをしていると。私はそのときに思ったんですよ。何で教育委員としてそういうものが見解を述べられないのかなと。市民に対して。丁寧さがないなと、私はそう思ったからこの質問しましたので。一番その学校関係者が心配しているのは、こういう誤作動が起こっても、もう慣れっこになったら困ると、そういうことでした。ぜひ改善するのがあるのであれば改善をしてほしいということを要望しておきます。  次は、宮古青少年の家の改築時期についてでありますけども、県の情報によると南城市の玉城と八重山と宮古が一番古いらしくて、令和4年度には玉城のほうが改築をするらしいけども、宮古の改築時期について情報があれば答弁お願いします。 ◎生涯学習部長(下地明君)   宮古青少年の家の改築時期については、県教育庁生涯学習振興課に問い合わせたところ、県内6か所の青少年の家、名護、糸満、石川、玉城、宮古、石垣のうち3か所、玉城、宮古、石垣の青少年の家の老朽化が進んでおり、特に劣化が進んでいる玉城青少年の家の改築に現在着手しているとのことであり、宮古、石垣の改築時期については現在未定のこととなっているとのことです。なお、3施設は同時期に建設されていることもあり、改築の必要については十分認識しており、離島2施設、これは宮古と石垣ですが、それについては、財政や執行体制の平準化を勘案の上で年次的に計画的に整備を進めたいという考えを示しているとのことであります。 ◆友利光徳君   次はですね、過疎地域の自立についてですけども、砂川、西城、城辺、福嶺学区の高齢化率についてお尋ねをします。 ◎福祉部長(下地律子君)   令和2年2月末現在になりますが、砂川学区38.6%、西城学区が36%、城辺学区35.6%、福嶺学区が48.5%となっております。 ◆友利光徳君   なぜ私がこのような質問したかというとですね、やはり高齢者が住むといろいろ不自由が出てきますね。例えば買い物についてもそうなんですけども、救急、要するに高齢者が住むと救急車を利用する方が多いかと思いますので、その対応についての説明をお願いします。現在の。 ◎消防長(来間克君)   消防法では高齢者に特化した法ということはございませんので、前提でお答えします。  城辺地区の消防救急活動につきましては、上野出張所の管轄となっております。到着するまで、間ですね、城辺詰所に消防団員の方、臨時ですけども、4名、そして消防ポンプ車、災害支援車を配置いたしまして、火災、救急事案などに対する初期対応に当たらせているということでございます。 ◆友利光徳君   時間が来ていますので、畜産振興についてですね、要望というか、農林水産部長のほうにしっかり取り組んでほしいのがありまして、医療の問題ですね、いわゆる獣医師の働き方改革なんです。要望ですから、少し。獣医に対するですね、働き方の改革がありまして、いろいろあろうかと、知っていますよね。ということは、どのように畜産農家に知らせていくかとの把握の問題ですね。ぜひとも丁寧にするように要望しまして、今日できなかったのは次の議会にさせてください。よろしくお願いします。  終わります。 ○議長(山里雅彦君)   これで友利光徳君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後零時06分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆濱元雅浩君   本日最後の登壇となりました濱元でございます。今回、この定例会に合わせて大項目で4つ通告として出してあります。今回は、市長の施政方針のタイトルがさらなる発展に向けた新しいまちづくりということで、非常にすばらしいタイトルになっていて、やはり将来展望を語るにはまちづくりということが非常に大事な案件だと私も思っておりますので、ぜひ議員の皆様の理解を深めていただいて、当局の皆様と足並み合わせて新しいビジョンをつくっていければなということで、今回は質問をいろいろと考えさせていただきました。  それでは、通告に従いまして一般質問を始めてまいりたいと思っております。それで、今回の質問の流れの中で、ちょっと経済の成長ベースの流れとか今後の成長とかということが出てくると思うんですけれども、私もそれをベースに考えてはいたんですけれども、実際今、新型コロナウイルスの影響で世界的にちょっと状況が見えないというのが現実であります。しかしながら、今この段階でそれを踏まえて答弁いただくということではなくて、今、現状この計画、またこの予算を組んだ時点でのお話ということで私は理解したいと思いますので、そのようなご答弁を頂ければと思っております。  それでは、都市計画の検討についてというところから始めていきたいと思います。これは②のほうから進めていきたいと思います。要はみなとまちづくりの現状について伺うということです。これみなとまち宮古再生プロジェクトということで検討委員会を設立していろいろと議論をされているというふうに思います。その検討委員会の設立についてというペーパーの中では、この設置は2020年4月の国際クルーズバース供用開始に向けてというところでまず目標の設定をしていて、それに対して受入れ態勢の強化と受入れ環境の整備が急務となっているということでの委員会の設立ということになっております。ここでうたっているところは、今CIQ施設やバスやタクシーなどの待合施設の整備ということで進んでいるかなというふうに思っております。少しそこはそこで理解をした上で、この検討委員会の規約にはですね、第3条の事業というところで、この委員会の検討内容は、平良港臨港地区の再開発に関すること、また(2)で平良港市街地域の再開発に関することということもうたわれております。その担当をするであろうと思われるのが、作業部会として交流拠点形成作業部会ということで、行政機関から7機関、経済団体から6機関の13の機関でこの作業部会を設置しております。この作業部会で話し合われている臨港地区または市街地の再生についてというのがどのように議論されて、この作業部会がどの程度進められているか。1年間、1年以上過ぎているのかなと思いますので、現在の状況についてご説明ください。 ◎建設部長(下地康教君)   みなとまちづくりの委員会は、平成30年6月に、官民が連携、協働して取り組み、年々増加するクルーズ観光客の受入れ環境の整備強化と、港と背後市街地が一体となったみなとまちづくりの構築を図ることによって旅行客の満足度向上及び宮古圏域の地域振興につなげることを目的として設立されております。これまで、初期フェーズとしまして、クルーズ旅客受入れ施設及び周辺整備等の検討を行い、構想を固めることができました。次のフェーズ、段階ですけれども、として、港から周辺地域市街地への観光客の円滑な誘導、移動の検討、環境整備として、港周辺で観光客をおもてなしできるよう港と市街地がリンクしたまちづくりの検討を交通網整備、市街地整備の在り方も含め、その作業部会で活発な議論を行っていくということになっておりますけれども、濱元雅浩議員ご指摘のようにですね、今その交通部会ですかね、そっちのほうはちょっとスピード感がなくなってきている部分はあるんですが、その理由としましては、やはり今現在2020年に供用開始予定のクルーズ専用バースの整備と、それに関する受入れ施設の作業が非常に押しているということで、今その作業を十分力を入れてやっているところでございまして、その市街地との連携等はですね、これから早急に議論していきたいというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   今ありました2020年4月の国際クルーズバースの供用開始に向けてというところで動いている部会と動いていない部会があるのかな、課題に対しての対応がちょっとまだうまく進んでいない部分があるというお話でしたけれども、では1点、クルーズ船の大型客船が接岸できるバースが4月に供用開始になる、春頃供用開始になるという予定で進んでおります。これ理解としては、接岸する上に大型客船の入港が可能になるということで、宮古島に向けてのいわゆる上陸客が現状よりも増えるという認識でよろしいのか、またどのぐらい増えるというふうに今お考えなのかというあたりをお聞かせください。 ◎建設部長(下地康教君)   今現在、クルーズ船の入港隻数はですね、去年の段階で140隻程度の入港実績がございます。新たなクルーズバースの供用が開始されたとしてもですね、おおむねそのぐらいの隻数というふうに我々は見込んでおります。それと、もう少し稼働率を上げるならば200隻以上の船が期待されるのかなというふうに考えておりますけれども、基本的には大型客船は専用バースのみでしか我々は取扱いをしないというふうな基本方針がございますので、それを勘案した場合は、基本的には150隻から200隻ぐらいの隻数、今と同等なトレンドで進んでいくのかなというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   だから、来島されるのは急に一気に増えるということではなくて、微増なのかというあたりで、というお話だと思うんですけれども、それがいわゆる接岸できることによって上陸するお客様は増えるという見込みなのか、現状同様なのか。今まではピストンで輸送している部分がありましたよね。それでもちろん上陸しないというお客様も多かったかもしれないんですけれども、接岸してつながること、利便性が高まるということで上陸するお客様が増えると見込んでいますかということです。これが客船の大型化が進んでいって、上陸するお客様が現実的に増えていくのは何年後あたりになるのかなということがどのように議論されているのか、どのようなデータに基づいて話しされているのか、分かる範囲でお答えください。 ◎建設部長(下地康教君)   濱元雅浩議員のご質問をちょっと私なりに整理してみるとですね、まず今までどおり船が入った場合に、実際下船をして市街地といいますか、島にですね、下りるお客さんが今後増えるかどうかというご質問だったと思います。我々としては、減る状況は考えておりません。やはり増える状況で現在のお客さんがですね、進行していくというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   私もそう考えております。だからこそ臨港地区の再整備、また市街地の再生ということが議題に上がっているというふうに理解をしております。だからこそ、もう少しこの作業部会をしっかりと回転させて議論を活発にしていかなければ、今度来たときに間に合わないという話になってはいけないというふうに思います。一気に大型化して今の倍来るとは考えにくいですが、それは遠くない未来と描いているのであれば、なるべく早くこの作業部会がしっかりとした答申を上げていくということが非常に大事になってくるように感じておりますが、これに関して何か意見ございますでしょうか。 ◎建設部長(下地康教君)   その作業部会をスピーディーに運営していくのが非常に重要な課題となるというのは、まさに濱元雅浩議員ご指摘のとおりでございます。やはり今のところはですね、2020年のクルーズ専用バースの供用開始に向けて今港湾課の職員が一生懸命頑張っているところでございまして、なかなかそのあたりに手が回らないというところがございますけれども、もちろんその作業部会をですね、活発に動かすことによって港湾課で整備をした例えば遊歩道であったりですね、そういった整備をしていく施設がですね、市街地にしっかりとアクセスしていけるようなその話、議論をですね、これから醸成させていく必要が重要だというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   そのこと、現状ですね、いらっしゃるお客様が増えるということであると、現状でもバスやタクシーが不足するということが起こっております。これがまた数が増えていくとなると、現実的にこのバス、タクシーを増やしていくということよりも、徒歩圏内での人だまりというか、ショッピング、飲食を含めたこの徒歩圏内の観光を充実させていくというのも非常に大事なことであるので、今このようなお話をさせていただいております。  それに少し連動するんですけれども、続いて西里通りの市道編入についてです。今の話も含めてではあるんですけど、まずはこの西里通りの市道編入、今県と調整をしている段階かと思われますが、これのスケジュールというのはどのようになっているかお答えください。 ◎建設部長(下地康教君)   平成24年度に策定された宮古圏域道路網の道路移転計画というのがございますけれども、その道路移転計画はですね、道路管理を県と市と相互に行うことを同意しておりまして、その中において西里通りは令和2年度に市道への移管を予定しております。 ◆濱元雅浩君   ありがとうございます。令和2年度ということなので、ちょっと分かれば令和2年のどのあたりぐらいかというのをちょっと聞きたいなというふうには思っております。分かりますか。 ◎建設部長(下地康教君)   移管は令和2年度というふうにスケジュールではなっておりまして、西里通りの移管のみというまたスケジュールではございません。ほかのいろいろな県道と市道の移管がございます。それのバランス等もございますので、中旬から後半にかけてというふうな形になると思います。 ◆濱元雅浩君   このもちろん西里通りだけじゃない流れでの編入ということになるとは思いますけれども、西里通りに今少し限定してお話をさせていただきますが、この編入後の例えば整備事業の導入とか、このあたりの検討というものは今されているのか、もしないのであればどのように検討されていくのかということの流れなどが今決まっていることが、考えられていることがあればお聞かせください。 ◎建設部長(下地康教君)   移管後の整備計画というご質問でございますけれども、市への移管後は、西里通り商店振興組合と協議をしながら、基本的というか、それはもう我々のほうでは決定事項という理解をしていますけれども、幅員の拡張は行わず、現行の道路幅員で行うとともにですね、電柱の無電柱化に向けて関係機関との協議を進めていきたいというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   ぜひね、事業者としっかりとお話をして徹底していっていただきたいんですけれども、それも通り会とかだけではなくて、今お話ししているようなみなとまちづくりの委員会とか、全体像としてあの通りをどういうふうに捉えていくかということも非常に大切なことでありますので、あの通りに対して全体の観光からどのような特色を持った道路になってもらいたいかということは、逆に通り会の皆様にもお話をしながら詰めていただければというふうに思っております。  続いてですね、都市計画全般に移っていきたいと思います。都市計画改定の方針を伺うというところで、今回、都市計画マスタープランの改定という作業が今進んで1年たっているのかな、ちょうど折り返しに来ていると思います。これは総合庁舎の移転というところが、総合庁舎の新設で庁舎機能の移転ということが大きく要因の一つにありますけれども、私はそれだけではなくてやはり観光客の大幅な伸びということもひとつ考えていかなければいけないということ、もう一つの流れとしては、これ土木事務所の資料で、これは建築確認の件数なんですけれども、これを見ていくとやはり戸建ての住居の建築確認が相当減っております。これ平成26年度からでもかなり減っております。しかしながら、全体数としては相当伸びているということで、ホテル、共同住宅、事務所、店舗等々が大きく伸びているというのが現在の、これは建築確認ベースでありますけれども、というふうに進んでいる。そういう状況の中でどのように都市を設計していくかということがこの都市計画マスタープランの策定委員会で議論されていかなければいけないかと思うんですけれども、現状この1年間でどのような議論がなされているのかというところを、概要でいいので、この議論内容をお聞かせください。 ◎建設部長(下地康教君)   都市計画マスタープランの改定に当たり、用途地域の見直しについても併せて検討しているところでございます。既存用途地域の見直しや用途地域の拡大という2つの方向で現在検討、議論を進めているところでございます。 ◆濱元雅浩君   このマスタープランをベースにして都市計画の用途地域の大幅な見直しというか、再編という作業に進んでいくと。これ平良市時代につくられた結構古い用途地域の設定でありますので、今大きく変わる中での新たな再編というのは非常に大事な作業だと私も感じております。ここで1点だけちょっと確認のためにというか、お聞かせいただきたいんですけれども、この用途変更が行われることによって固定資産税というのがイコールで変動してくるものなのか、これについて少しご説明いただければと思います。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後1時51分)  再開します。                                     (再開=午後1時52分) ◆濱元雅浩君   だから、固定資産税の算定の場合に基準価格というのが出てくると思いますし、それは市のほうでの設計も出てくるというふうに私は理解していますので、これが用途地域の変更に伴うことだけではないと私も思ってはおりますけれども、やはりを用途地域で経済活動がプラスになるという意味も含めていくと、これは大きく変わるのか。だから、これは用途地域の再編だったり、大幅な見直しをする場合に、この固定資産税の変動ということが生活されている市民の方々にどのぐらい影響があるのかなということを少し疑問として持ってしまったので、今の質問ではありますけれども、最初の聞き取りの段階でここまでちょっと頭が回っていなかったので、伝えてはいなかったので、次回にでももう一度ちょっと確認をしたいなというふうに思っております。  ちょっと先に進めます。これは何を言っているかというと、今建設部長もお答えあったように、用途地域の再編作業が入ってくると、商業系の用地を広げていくのか、どの辺りまで広げていくのか、また住居系の用地というものをどの辺りまで広げていくのかというところで用地の選考と用地の再編ということにつながっていくというふうに。今のお答えだと、それ両方とも、ある意味での拡大路線として今のところの方針は考えているということであったと思います。やはり私も非常に大切だと思うのは、新庁舎の周辺、また久松地区、あとは東学区の地域、この辺りというのは、現状は白地というか、無指定ということになっております。そこでいろいろと住居やアパートなどの開発が進んでいっているのが現状で、ここは現状は土地利用調整ゾーンに入っていると思われますけれども、ここが無秩序に動いていくと都市計画道路など全体の都市設計に響いてくるので、ぜひとも早めにこの辺りは調整をかけるべきだと思うんですけれども、もちろんこの3つをどのようにお考えかということと、鏡原地区においてはこの土地利用調整ゾーンにも入っていないんですよね。たしか。あそこも人口の変動でかなり都市化が進んでいると思うんですけれども、今この全体の改定の方針の中で今言ったような場所についてどのようにお考えなのか、どのように議論が進んでいく予定かというあたりお聞かせ願えますか。 ◎建設部長(下地康教君)   まず、都市計画という概念といいますか、その広さでございますけれども、今現在宮古島市は伊良部島、下地島を除く全てのエリアが都市計画区域というふうになってございます。その中で用途地域というものを設定しております。その用途地域というものが大体、荷川取といいますか、下崎地区ですね、港の下崎地区からずっと東に向かって北中学校道路ですね、北中学校の環状1号線をぐるっと市内を回る、その辺りが用途地域として指定をされております。それ以外は都市計画の白地という形になりまして、基本的には規制が緩い場所でございます。それで濱元雅浩議員がおっしゃっている調整区域というのはですね、市街化調整区域のことだというふうに理解するんですけれども、厳密に申し上げますと、市街化調整区域というのは、今宮古島市の都市計画の中で指定はされてございません。要するに今調整区域と言っているのは、イメージ的には用途地域の外側ですね、周りを囲む外側のエリアのことだというふうに理解をします。今我々その都市計画のマスタープランを改定するに当たりましてですね、その用途地域の外側の、隣接する外側の白地のエリアをどういうふうにして用途地域を策定していくか、指定していくか、これはもちろん新庁舎の移転地域も含めてですけれども、その議論をしております。これ全体を膨らますという考え方ではなくて、やはりしっかりと今現在無指定の土地利用にですね、かなり開発の圧力がかかっている部分をですね、十分調査をして、その部分を都市計画の指定にしていきたいというふうに考えておりまして、やはり一番我々が担当部署で注目しているといいますか、検討しているのは新たな新庁舎の建てられているエリア、あの辺りは重要課題と、重要地区というふうに捉えて今検討しているところでございます。 ◆濱元雅浩君   まだ調整地区ということで、この中でも調整ゾーンというゾーニングのお話で進めさせていただいたので。これ現状の都市計画マスタープランでもやはり、24ページにあるんですけど、テーマとしては低利用や未利用土地の、だからいわゆる土地の価値に見合わないような、利用が少ないという意味であったり、利用されていない部分ということが課題に上がっております。このあたりもしっかりと今回の再編の中でメッセージして利活用を促進していけるような計画になっていただければというふうに思っております。  今建設部長がお答えいただいたように、このマスタープラン、何もこの市街地だけの話ではなくて、宮古島全域における都市計画ということの位置づけがやはりあります。これは旧町村、城辺、下地、上野、伊良部、マスタープランの中には伊良部入っていますよね。ということで、そこのそれぞれの地域に向けては地域拠点という考え方で、庁舎周辺を住民生活、コミュニティーの中心地と位置づけるという形で捉えられて、それぞれの地域の都市計画というのがうたわれております。今のマスタープランの改定作業をやっている中で、この旧町村の地域拠点という考え方、庁舎の移転ということも踏まえて今どのような議論がされているかお聞かせください。 ◎建設部長(下地康教君)   難しいご質問でございますけれども、今、市長の公約実現にもあるんですけども、やはり均衡ある地域の発展という大きな考え方がございまして、そこにはですね、やはり都市計画を扱う者としては、具体的には例えば道路ですね、その交通網をしっかりとその拠点に置いてですね、交通網をしっかりとしていくという考え方がございます。したがいまして、基本的には旧市町村の庁舎周辺地域ですね、それを拠点とした交通網をしっかり整備をしていきたいというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   マスタープランの中には道路の考え方も全て入っています。その上で旧町村の暮らしの立ち方というところで、農地の捉え方、また居住地、その上で経済活動の中心地等々を織り込んでいって、土地利用を促進していったり、コミュニティーを形成していったりというところもうたわれている計画であるというふうに理解をしております。その中でいくと、またもう一点ちょっと聞きたいところが、宮古空港周辺と市街地の関連性というのはたくさんうたわれているんですけれども、下地島空港の周辺ということに関しては、現行のマスタープランの中にはほとんど出てきてはいないんですよ。これに関して、今の改定作業の中で、この辺りの下地島空港を含めて、この人口の移動のラインというのをさらにマスタープランの中で書いていくのか、この辺りは今の段階でどのようにお考えかお聞かせください。 ◎建設部長(下地康教君)   伊良部地区におきましては、以前のマスタープランと大きく変わるところはですね、やはり伊良部大橋の開通という形になろうかと思います。これ一つの大動脈ができたわけですから、やはり伊良部地区の利活用、もちろん下地島空港の開港、これも大きなインパクトがございました。そういった意味からですね、下地島のほうにはいろいろとホテルの開発計画もございますので、やはりそういったものはしっかりと宮古島全体の景観も含めてですね、マスタープランのほうでうたい込んでいく必要があるというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   ぜひ検討いただきたいなというふうに思うテーマであります。旧町村や下地島の新しい動き、そのあたりを含めて土地の利用、またこれに連なる形での地目変更の考え方とか、いろいろなところで島全体を覆った都市計画ということになっていくと思いますので、ぜひ将来像を明るく描いてやっていっていただきたいと思うんですけれども、この大幅なやっぱり変更が行われる、これも島全体でのバランスも加味しながらということであるので、これをぜひ私は情報共有という形でこの委員会の流れ、資料等々をぜひ、私たちも市民の代表として議論できる立場にある私たちでありますので、少しこの資料をぜひ、所管委員会だけでも委員会の資料、また委員会の開催日等々が連絡いただければ、そこで議論の内容をしっかり把握できるのかなというふうに思っておりますので、ぜひこのあたりはご検討いただいて、情報共有、そして市民への発信につながると思いますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。  ちょっと時間を使い過ぎてしまった気がしますけれども、続いて上野トロピカルフルーツパークの質問に行きたいと思います。上野トロピカルフルーツパーク、これですね、今年度基本設計の作業が委託事業として出されて、これ3月末ですかね、終了が、というところで、もう3月も末に近づいているので、このあたり、現状の基本設計に基づいての整備方針の概要というものをまずはお聞かせいただきたいというのと、供用開始の時間設計ももしできていれば、そのあたりもお聞かせください。 ◎副市長(長濱政治君)   上野トロピカルフルーツパーク基本設計委託業務というのの報告書というのを今まとめている最中でございます。その報告書の内容は、第1章から第3章まで、第1章が大体の宮古島の概要であるとか農業とか、農業の現状とか、そういった類いのもの、それから第2章が基本のコンセプト、第3章が基本設計という段階になっておりまして、その基本設計の中で全体基本設計プランというふうなものを扱います。それからまた、各エリア設計プランというふうなもの、その中でゾーン、ゾーニング、それから駐車場エリアとか調整池とか、それから設計スケジュールというふうなものができております。スケジュールにつきましては、もう少し待ってください。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時07分)  再開します。                                     (再開=午後2時08分) ◎農林水産部長(松原清光君)   スケジュールの話がありました。令和2年度で実施設計を行いまして、令和3年度から園路とか広場辺りの工事に入っていきたいと思っております。基本的に公園事業の整備といたしまして10億円程度を予定しておりますので、その実施設計に基づいて、その予算獲得の具合によってですね、3年ぐらいかかるかなと思っているところであります。 ◆濱元雅浩君   この施設は全体で8ヘクタール以上あるのかなというふうに記憶しておりますけれども、8ヘクタールを整備していくというので10億円ということだと、ちょっと予算的にどうなのかなというふうに思うんですけれども、そのあたりについてのご説明があればお願いします。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時08分)  再開します。                                     (再開=午後2時08分) ◎副市長(長濱政治君)   この全体をやるということじゃなくて、駐車場の整備であるとか、それから園路の整備であるとか、それから基本的な建物というふうなことを考えておりますので、その辺は大丈夫だと思っております。 ◆濱元雅浩君   これ前回でしたかね、前回の答弁、同じような質問をしているということなんですけれども、これ前回だと行政がやる部分と民間の投資を呼び込む部分ということでバランスを取るのだということで、それでいうとこの8ヘクタールのうちでどのぐらいの規模感での、半々ぐらいを、半分を行政がやって半分をと、イメージでいいですけれども、というふうに考えているのかというところと、ここは現状農村公園だと思うんですけれども、農村公園という縛り、要はテーマはこのままで、その農村公園の新しい形として協力をしていただける事業者に参入を呼びかけていくというふうにお考えなのか、このあたり現状をお聞かせください。 ◎副市長(長濱政治君)   農村公園というイメージはそのままにしてですね、そこにこのプランに賛同できる事業者を公募していきたいというふうに思っております。 ◆濱元雅浩君   何回も、毎回毎回言っているんですけれども、やはり海というのは世界中に宮古島市の海はきれいだというふうな情報発信はあります。それにプラスしてこういう緑だったり、農業、また農業とか緑ということであればエコアイランドという発信にもつながっていく新しい観光として私は非常に期待をしておりますので、事業者への呼びかけの際にもやはり固まったメッセージの、市が考えるメッセージ、こういうメッセージをしてほしいから、こういう協力ができないかという呼びかけを、ここ軸が少しぶれると事業者も手を挙げにくくなってきますので、このあたりはしっかりと固めていい交渉をして、いい事業者と協力できればというふうに思っておりますので、非常に期待をしております。  続いて、ちょっともう時間がないですけれども、総合庁舎の市民サービスについてというあたりを少しやっていきたいと思います。まずはね、ちょっと人員規模適正についてというところを先にやらせていただきたいんですけれども、現在は職員が708名で、臨時職員が563名というご答弁があったので、1,271名が今という、職員数がそういうふうな推移しているというふうに理解します。これが次年度より会計年度パート任用職員制度に移行していくということでありますけれども、今の臨時職員ほかをこの会計年度パート任用職員に移行していくことでの人件費の推移というのは、どのぐらい変動があるのかということをまずお聞かせください。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時13分)  再開します。                                     (再開=午後2時13分) ◆濱元雅浩君   数字取ると大体予算ベースで、変動のやつで人件費のほうに繰り上がった金額と物件費から引かれた金額の差を取ると、大体4億4,831万2,000円というのが出てきたんですけども、それが全体かどうかは、雇用形態の変更によってという括弧書きのもので数字を取ったので、このあたりかなというふうには理解はするんですけれども、ちょっと確定させたいなと思った部分があったのと、例えばこの差額に関しては市の単費で今後進んでいくのか、国からの補助が確約されていることなのか、このあたりお聞かせ願えますか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   通告がなかったもんですから、あしたの眞榮城徳彦議員の質問で準備してあったんですけど、眞榮城徳彦議員、すみません。令和2年度から臨時職員及び嘱託職員が会計年度パート任用職員となることによって、影響額は約1億5,357万円となっております。そのうち、期末手当を支給することになっておりますので、その総額が、期末手当のですね、その1億2,714万円がその大部分を占めるという形でございます。交付税で算入されます。 ○議長(山里雅彦君)   濱元雅浩議員、金額、要旨等、数字等要するところを少し利用して。 ◆濱元雅浩君   これ来年度予算ベースでいくとですね、人件費の項目が全体の15%が人件費になっていて、経常的経費の中でいくと、経常的経費全体の中で人件費が24.3%というところで大きいボリュームがあるところかなというふうに思っております。この人員規模というのが、現在の作業効率に対してこの数字が今動いていると思うんですけれども、今上げている規模適正化の人数というのがたしか職員で668名でしたかね、になっていると思います。これをまた会計年度パート任用職員も含めていくと、今後、総合庁舎があって動いていくというのが大体どのぐらいの人数がベースになるのかというところをお聞かせいただけますか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   令和元年度の職員数が712名でございますので、令和2年度も、次年度ですね、同じような形で712名程度にする予定でございます。平成35年でございますけど、までに668名という形になっておりますけど、しかしながらいろいろ社会の状況も変化しておりますので、それは柔軟に対応すべきだと考えております。 ◆濱元雅浩君   市民サービスを安定的に回すために必要な人員というのはやはり確保していただかなきゃいけないというところがありますので、一概に公務員数を減らすということがよいとは私は思っておりませんので、この数字に関しましては、ちょっとバランスを取っていただき、いろいろその対応が落としどころがいいところで運営をしていただきたいというふうに思うんですけれども、これ職員数に関しては712人から668人という目標値が、今ある目標値があるということなんですけれども、これ会計年度パート任用職員とかというのには特別なその目標とかがないのか。これ何を言いたいかというと、今回の制度改正もやはり政府が考えている同一労働同一賃金という方向に向かわざるを得なくなってくる、いわゆる職員以外の方々の賃金もやはり上がってくるというふうに理解をして、それを単費で本当に動かしていけるかというあたりも含めて人員の最適化というのをどこに持っていくかということが今後やはり議論になってくるというふうに思っているので、このあたりについて、ちょっと新しい形での規模適正化の要件または設計をしていく必要があるのかなと思いますが、これについて何かご答弁ありますか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   この宮古島市の定員適正化計画の定数に関しましては、再任用の職員が定数に入っておりません。ですから、今後ですね、65歳定年という形に向かってですね、やはりそれも積み上げていきますので、その分職員は膨れ上がります。ですから、会計年度職員がですね、増えるという形はですね、もうしばらくは想定できないんじゃないかと。ただ、これまでやっぱり雇用の面いろいろございます。あわせてですね、総合庁舎での業務状況や、あとは長期財政計画を見据えながら、その計画は遂行に努めていくという形でございます。ちなみにですね、臨時職員のですね、これまでマックスでですね、524名が、これが平成26年が臨時職員524名がマックスでございます。現在が492名でございます。先日も答弁いたしましたけど、今回の会計年度任用職員にですね、若干募集が足りない状況でございます。そういう状況でございますけど、しかしながら再任用職員もですね、増えてきておりますので、それは的確にですね、その辺バランスを取りながら計画は策定していきたいなと思っております。 ◆濱元雅浩君   というような人員の確保、しっかりと確保も大事なことだと思います。  それで、①のほうに移るんですけれども、そういう中で市民サービスの向上を図っていくという中で、今うたわれているのが総合窓口の導入ということになってくるかと思います。この総合窓口の導入というのはどのようなことをイメージしているのか、どのような利便性の向上につながるのかというあたりをご説明ください。 ◎総務部長(宮国高宣君)   総合窓口のイメージということでございます。その総合窓口の導入につきましては、住民票や印鑑証明、戸籍証明に加えて税証明などの各種証明書の交付手続が1か所で行えるようになります。また、転入や転出、出生、死亡といった市民生活課への届出を起点として、関連して必要になる他の課の手続について、来庁者は1つの窓口で必要な申請を完了することが可能になります。総合窓口で申請することが困難な手続につきましても、必要な手続をリストアップして案内リストとしてお渡しすることで、どの窓口で何の手続が行えるかを把握することができるため、全体として、たらい回しや、どこの窓口に行けばいいか分からず迷ってしまうということを防ぐことができると考えております。そのほか、住民票や生年月日といった基本的な情報を申請書に自動印字し、何度も同じ情報を書かさないようにすることや、番号発券機を導入し、待ち時間を見える化することで手続の際の負担軽減を図ることができるという、そういうイメージになります。 ◆濱元雅浩君   今のお話で証明書等に関しては窓口が一本化に近くなってくるという一つの利点と、ライフイベント、転入、転出等々に関してはワンストップでできるだけ作業を進めていくというところと、手続に対する申請の簡素化というあたり、非常にこれがうまく回っていくと利便性は高まるのかなと思うんですけど、これ何となくなイメージですけれども、来庁された市民の方がどのぐらい時間的に短縮できるかというような目標というか、このあたりのことというのは、この窓口の設置でどのぐらいの変化が起こるというふうに今お考えかでいいです。それ別に、もしそういう設計をしていないのであれば、それはそれでいいんですが。 ◎総務部長(宮国高宣君)   数字的なことという前にですね、この総合窓口の導入につきましては、平成30年度から導入の支援業務ということで検討支援業務という形で始まっております。令和元年度が導入の支援業務と。本年度ですね、約899万円余の導入支援業務の総合システムという形で、併せて今回、令和2年度の予算にやっております。これを今シミュレーション等々ですね、令和2年度で行います。研修等を含めてですね。やはりその段階において、どれぐらいのスピードでですね、職員の研修を踏まえながら、その辺はどれぐらいのですね、負担軽減、時間的にですね、なるかは、令和2年度の年内のうちにこれは発表できると思っております。 ◆濱元雅浩君   これ相談の内容にもよってですね、その辺時間が確定できることではないというふうな理解はありますけれども、そういうメッセージができると市民の方々も分かりやすいというか、短縮化されているんだなというところで利便性を感じる部分もありますので、ぜひとも発表できればいろいろチャレンジをしてみてください。  施政方針の中でですね、この流れの中で作業の効率化による収益性の向上を図るということで、手法として事務作業の自動化ということが書かれていたので、窓口業務の簡素化や自動化というところでいくと、私は、自動化を進めていって市民サービスも向上されて、職員の負担も軽減できるというところでいくと、マイナンバーカードの活用というのが非常にキーポイントになってくると思っております。先日、質疑でだったかな、お聞きしたところで、マイナンバーカードの発行が今12%台だというお話を頂きました。これ実際には全国の数字でも15%という数字なので、極端に宮古島が低いわけではないんですけれども、2016年にスタートしたこのマイナンバーカードの中で全然普及がされていないというところであるのは現実ですが、この普及拡大に向けてやはり一番大事なのは利用者の利便性を実感することだと思うんですけれども、今このマイナンバーカードの普及に向けて取り組んでいることがあればお聞かせください。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   濱元雅浩議員がおっしゃるとおりですね、マイナンバーカードを既に取得した方はですね、市民の皆さんは、コンビニ交付でこの利便性というのは本当に実感されているかと思います。ただ、マイナンバーカードをまだ取得されていない市民の皆さんは、その利便性、まだまだやっぱり実感として分かっていないという、理解されていないという方が多いと思います。その普及をするためにどういうことを行っていくのかということですけれども、新年度からですね、国の交付金などを活用しまして職員を、直接この業務だけを行うということではないんですけども、その業務も含めて増員をいたします。そういうことで体制の強化を図ります。それから、これ月に1回程度、今の予定では第4土曜日というふうに日程では、計画ではなっておりますけれども、休日交付の窓口を設けていきたいというふうに考えております。これにつきましては、ポスターやリーフレット、それから行政チャンネル、マスコミなどでの広報、それから宮古島市のホームページ、広報誌などでこういう休日交付も行うということを周知をしながらですね、取り組んでいきたいというふうに考えております。それから、市民、ある程度限定されるかと思うんですけども、県職員とかですね、あるいは国の職員、そういう職員人数が多い出先機関、そちらのほうには出張いたしまして、出張で交付手続を進めるというような取組も行っていきたいというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   このマイナンバーカードの普及拡大に向けては、国のほうも2,000億円程度出してマイナポイント事業というのを来年度始める予定になっていて、2020年9月から2021年3月までにマイナンバーにひもづけ、アプリでマイナンバーを登録して、それにひもづけされたキャッシュレス決済で決済をすると25%の還元がある、最大5,000円バックされるというような事業であります。今発表されたばかりなんですけれども、このあたりのお得感というかもしっかりとPRしていただいて、伸ばしていっていただければなと思うんですけれども、この中で自治体ポイントというポイントの設計があって、その中には宮古島市がまだ登録されていないということもありますが、登録の予定とかというのはお考えがあるのかというところをお聞きしたいと思います。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   自治体ポイントにつきましては、まだ担当部署でも十分に確認がされておりませんので、マイナンバーカードの普及に効果的で有用であるということになれば、その導入を検討していきたいというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   こういうキャッシュレス決済のポイント還元というところでマイナンバーカードを使ってくるというのはおぉと思いましたけれども、これ国のほうも今現在としては2,000億円という枠の中でこの事業を展開していくということであれば、これ登録を早めにした人が優先的な事業になってくるというふうな私は理解をしているので、これで5,000円の還元や25%、最大5,000円の還元ということは非常に宮古島にメッセージをしていただいて、暮らしのプラスにしていただければというふうに私は思っておりますので、このあたりの発信と、それにはやはりマイナンバーカードの作成が義務づけられていますので、このあたりの手続の簡素化も含めてぜひともこういう事業を宮古島でも展開していただければと思います。  エコアイランド推進課には申し訳ありませんけれども、ここで今回の私の一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで濱元雅浩君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(山里雅彦君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後2時32分)...